■ジョブ理論 故クレイトン・クリステンセン教授が「ジョブ理論」を書いたのが2017年。私はその年に読み、企業は顧客に何を提供すべきかを学んだ。顧客は何を求めているのか? その問いに対し正解を答えられる人がほとんどいない事実も知った。私たちは見誤っていた。 顧客にとって必要なのは、プロダクトやサービスではない。必要なのはプログレス(進歩)なのだ。私たちが向き合うべきなのは、顧客が片付けたいジョブは何なのかだ。それがJTBD(Job To Be Done)。「どんな“ジョブ(用事、仕事)”を片付けたくてあなたはそのプロダクトを“雇用”するのか?」だ。「私たちが商品を買うということは基本的に、なんら…