熊本県内の企業における新卒者の採用実績が当初計画を下回った割合が60.3%に上ることが、熊本日日新聞社と地方経済総合研究所のアンケートで明らかになりました。この結果は、前年比で21.4ポイントの上昇を見せており、少子化による学生数の減少という背景が大きく影響しています。新卒採用が計画通りに進んだ企業はわずか26.0%と低く、特に金融・保険、卸・小売り、建設、製造業など多岐にわたる業種で影響が見られました。また、学生優位の売り手市場が形成されている中で、採用活動の早期化が進んでいるため、出遅れた企業は苦戦を強いられている様子が伺えます。一方で、計画通りまたはそれを上回った採用実績を挙げた企業では…