発症頻度は稀ですが、米国疾病予防管理センター(CDC)より、新型コロナワクチン (mRNAワクチン)と心筋炎・心膜炎の関連が報告されています。 急性心筋炎とは、心臓を動かしている筋肉が炎症を起こす病気です。原因としてウイルスが最も多いですが、細菌、真菌、薬物による場合もあります。原因ウイルスに感染後に、最初は喉の痛み、咳、発熱、筋肉痛、全身のだるさ、胃のむかつきなどのカゼ症状がみられ、その後、ごく一部の人が心筋炎を発症します。心筋炎としての症状は無症状のものから呼吸困難や心不全症状を伴うものまで様々です。 新型コロナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎の特徴として、 ・16歳以上の思春期・若年成人に…