神保町系を自称するオタどんも、たまに古本まつりで失敗することがある。最近とある古本まつりの300円均一台で発見した『新探偵小説』2号(新探偵小説社、昭和22年6月)である。見つけた時はホクホクとしたが、家に帰ってから中を見ると37頁以降が破り取られていた。 購入するときに目次を見て、乱歩の「子不語随筆」*1が載っていることだけは確認したと思う。奥付の確認をしてれば、後半の欠に気付いたはずで失敗であった。一番初めに張りついた台で珍しい雑誌が多く、時間が経つにつれて集まる人も増えてきたし、他の店も気になるので、1冊1冊の点検がおろそかになってしまった。 ただ、やはりレアな雑誌で、国会図書館がプラン…