新海誠監督の「すずめの戸締まり」(2022)を見る。第46回日本アカデミー賞ではアニメーション作品賞を受賞し、第96回アカデミー賞長編アニメ映画賞の出品作となった。 日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる”扉”を閉めていく少女・岩戸鈴芽(すずめ)の解放と成長を描く物語。日本の神話とかギリシャ神話にヒントを得ているとか言われるが正直よくわからない(笑)。 特に年齢が17歳の主人公は、大人と子供の境界線に置かれているティーンエイジャーであり、旅を通して、心の問題などを乗り越え、再出発するというヒーローズ・ジャーニー(英雄の旅)の要素もあるといわれる。 また、後ろ戸に案内するダイジン(大尽)は、時折…