先日に訪れた京都岩倉の安価な本を二冊抜いて購入したのでありますが、 この二冊は朝鮮半島つながりの本でありました。 1冊はヤン・ヨンヒさんの「朝鮮大学校物語」ですから、これは日本で生きる 共和国民の話ですから、半島につながっているというのはわかりいいのですが、 もう1冊は古山高麗雄さんのもので、こちらは生まれが戦前の統治下の半島で ありました。名は体を表すでありまして、高麗というのは朝鮮半島を一つにして 建国した王朝の名称であります。 古山さんが生まれた新義州について書いた文章を過去にも話題にしており ますが、先日に購入した「他人の痛み」中央公論社 昭和54年刊(そういえば これは中公文庫にはい…