香港や台湾のポップスは、今では全然聴いていないのですが、唯一フォローしているのはこの人、台湾のシンガーソングライター 陳綺貞(チアー・チェン)。1998年のデビューから今まで、オリジナルアルバムを7枚しか出していない超寡作な人ですが、現在も一定の人気を維持しています。 陳綺貞の持ち味というのは、その哲学的な歌詞にあるといわれていますが、残念ながら私は歌詞の深いところまでは分かりません。そういう要素もあるとは思いますが、私は彼女の書く叙情的でメランコリックなメロディと甘い歌声が大きな魅力だと思っています。発表されるアルバムには必ずといっていいくらいキラーチューンと呼ぶべき曲が入っていて、その曲の…