今月の兵庫県知事選挙の結果は、県外の私たちには理解できないものだった。SNSによって拡散された情報が<フィルターバブル>に入っている有権者に刺さってゆき、既存メディアの様相を覆した(*1)と思っていた。 しかし、その後の報道などを見ていると、もっと根深いものがあることに気づいた。「既存メディア対ネットメディア」と捉えていたのは、単なる側面でしかないようだ。 「斎藤元彦氏」再選…そのとき兵庫で何が起きていたのか 当初「40人ほどだった聴衆」が投票前日には「身動きが取れないほどの群衆」に(全文) | デイリー新潮 の記事は、既存メディアの「敗戦の弁」だが、示唆に富んでいる。 ・既存メディアは、前知…