支那事変。日華事変。
1937年〜1945年。日本と中国との戦争。
満州国の成立、華北への傀儡政権の建設工作(華北の分離、満州国化)などによる進出を通じて日中の関係は悪化していき、盧溝橋事件に端を発して、日本軍が華北から華南にいたる地域を占領した。
首都南京占領時には南京大虐殺を引き起こした。
一方、中国共産党と国民政府は抗日民族統一戦線を結成し、国民政府は重慶にうつり、徹底抗戦をとなえた。
ほぼ、中国全土を日本が制圧したのだが、日本軍の支配は沿岸部を中心として大都市と鉄道の「点と線」の支配にとどまり、戦線は膠着状態に陥っていた。そのしばらく後に日米戦争勃発、圧倒的物量差の前に、日本はアメリカに敗北したが、連合国への降伏時、中国戦線でも制空権を失うなどして後退に入っていた。