「他人にきびしく、自分自身に寛大なのは凡人の常だ。」これは、本田技研工業株式会社、通称「ホンダ」の創業者、本田宗一郎氏の言葉である。この言葉について本田氏は、著書「やりたいことをやれ」で以下のように述べている。 「人は誰でも反省の重要さは一応知っている。しかし、必要な時に、必要な反省をしている人間は、意外に少ないものだ。(一部省略)反省となると、批判によって得られたデータをもとに、直接その患部への切開のメスをふるうことなのである。なまやさしい勇気ではそれはできないのだ。自己との闘争である。」 反省をしなければならないのは誰もがわかっている事である。しかし、それができないのであればいつまでも凡人…