愛知県小牧市小木五丁目。 宇都宮神社へ続く参道の入口の静かな住宅街の一角に日吉社が鎮座します。 社頭には右に「日吉社」社標と神社由緒が立てられ、注連柱の先に一対の常夜灯と明神鳥居を構え、玉砂利の敷かれた参道が蕃塀に続きます。 社頭の由緒。 由緒書きによれば、日吉社は宇都宮神社の飛地末社であり、秋季例大祭では神幸祭の御旅所の役割を果たしています。創立年は不詳ですが、ご祭神は大名持命。国土形成の神として知られ、地域の暮らしに安寧と繁栄をもたらす神徳が得られます。 境内には、樹齢三百年、高さ十五メートルを超える御神木の大楠がそびえ、近年火災に見舞われながらも、枯れることなく、生き続ける姿が今も信仰の…