#127 上等部散策計画は、着実に進んでいた。 共有サイクルの利用申請。 立ち寄り地点の選定。 写真を撮る場所と、休憩を入れる場所。 玲音が引いたルート案には、すでに何度も赤ペンが入り、散策初日まであと数日となっている。 そんな中――今日は、年に四回だけの服装自由日だった。 あおいにとっては、入学して初めて迎える変わった学園行事である。 前日の夜。 寮の談話室では、いつものように全員がソファや床に散らばり、飲み物を片手にだらだらしていた。 りりあも今日は談話室に残っている。 あおい「服装自由日って、ほんとに何を着てもよかとですか?」 玲音「公序良俗と安全を損なわず、授業に支障がない範囲であれば…