そのCMは美しい。純日本的な背景の中、姿勢にも所作にも日本を体現する金髪の女性。たどたどしい日本語は彼女が外国人であることを明らかにする。だからこそ、より一層引き立つ日本の美がそこにはある。 思わず見惚れてしまう映像には、おかしがたい気品が漂う。その印象は静寂そのものだが、音が鳴っていないわけではない。いや、むしろそこに流れる音楽は、映像をしっかり縁どり、その風情を演出している。 ☆ Link:[JTのCM] 日本のひととき 茶道篇、和食篇、折り鶴篇 ☆ Link:[JTのCM] 日本のひととき 水引篇、和歌篇、生け花篇 「日本のひととき」と題される一連のJTのCMはこれまでに5篇出ている。あ…