百人一首には、古くは天智天皇から選者の藤原定家まで、様々な時代の多くの歌人の歌が選ばれています。 これらの歌の舞台がどのような土地であったのか。 そこに注目して作られたのがこの本です。 それぞれの歌には由来と関連する土地の地図が添えられていて、理解しやすくなっています。 この本を読んで勉強になったのは以下の2点です。 ・百人一首の歌人たちの意識していた日本 ・歌に詠まれた東北の名所 雄島 ・百人一首の歌人たちの意識していた日本 百人一首の歌に詠まれた土地は東北の雄島(現宮城県)を舞台にしたものが、ほぼ日本の北端になります。この辺りまでが、当時の京にいた人たちにとっての日本の限界であり、それより…