第6話 ミッション 空港を脱出せよ! エピソード3 午前9時20分 クアラルンプール国際空港の地下改札に降りてきた僕は早速チケット窓口でKLセントラル駅行きの切符を買い求めた。 対応したのはまったく愛想のないちょっと感じの悪い男性係員だった。 先ほどのインフォメーションの男性とはエライ違いである 何となく嫌な予感がしたが KLセントラル駅へ行きたいと伝えた。 彼は、僕を一瞥し 55リンギットよこしな。 と言ったように聞こえた。。 15.5(フィフティーン ファイブ) リンギット? と聞きかえすと、 55(フィフティッ ファイブ!) リンギット!! と キレ気味に返された。 えええ?? 僕はびっ…