今回紹介する3に、「ハウツー的な「科学的・方法論」としてではなく…」というところが出てきます。当時『病むことは力』続編を出版社から依頼されたのですが、このような内容を「野口整体の本」として出すことを求められた経緯があり、そのことを意味しています。 結局、そこで折り合いがつかずに『「気」の身心一元論』は自費出版に近い形で出版することになりました。 金井先生は時折、野口晴哉先生が講義の中で「思想の無いものは滅びる」と言っていた…という話をしてくれました。戦前に興った治療術、霊術の多くは、非凡な創始者が亡くなった後、消滅したのですが、野口先生はそれらを見てきた経験を踏まえて言ったのだと思います。 そ…