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日本グランプリ

(スポーツ)
にほんぐらんぷり

F1やMotoGPなどの日本開催レースをこう呼ぶ。
F1は10月頃に鈴鹿サーキット*1
MotoGPは9〜10月頃、ツインリンクもてぎで開催。

なお、日本国内で年2戦行われる場合、もう一方はパシフィックグランプリと呼ばれる。*2

4輪の日本グランプリ

日本のモータースポーツ黎明期においては国内での最高峰レースという位置づけで、スポーツカーレースとして開催されていた時期がある。

スポーツカーレース時代

年度 開催地 優勝ドライバー 優勝車両 備考
1963年 鈴鹿サーキット ピーター・ウォー ロータス23 国際スポーツカー部門勝者
1964年 鈴鹿サーキット マイケル・ナイト ブラバムBT6 フォーミュラカー部門勝者
1965年   中止    
1966年 富士スピードウェイ 砂子義一 プリンスR380  
1967年 富士スピードウェイ 生沢徹 ポルシェ906  
1968年 富士スピードウェイ 北野元 日産R381  
1969年 富士スピードウェイ 黒澤元治 日産R382 予選方式を巡りJAFとドライバーが衝突
1970年   中止    

フォーミュラカーレース時代

1969年に第1回が開始されたJAFグランプリと並ぶビッグレースとして、フォーミュラカーでの開催となった。
1973年から全日本F2000選手権に組み込まれたが、1977年のF1日本GP開催*3に伴いその役目は終わり、以降は代替措置としてJAFグランプリが東西(鈴鹿・富士)で開催されることとなった。

年度 開催地 優勝ドライバー シャーシ/エンジン 備考
1971年 富士スピードウェイ 永松邦臣 コルトF2000/三菱  
1972年 富士スピードウェイ ジョン・サーティース サーティースTS15/フォード  
1973年 富士スピードウェイ 黒澤元治 マーチ722/BMW 全日本F2000選手権に組み込まれる
1974年   石油危機により中止    
1975年 富士スピードウェイ 長谷見昌弘 マーチ742/BMW  
1976年 鈴鹿サーキット ジャック・ラフィット シェブロンB35/BMW  

これ以降はキーワード「F1日本GP」を参照のこと。

2輪の日本グランプリ

一般的にはロードレース世界選手権(motoGP)のレースを指すことが多い。これ以外にはモトクロスやトライアルレースの世界選手権でも日本グランプリが行われる。

ロードレース世界選手権日本グランプリ

年度 開催地 50cc優勝 125cc優勝 250cc優勝 350cc優勝 備考
1962年 鈴鹿サーキット トミー・ロブ
(ホンダ)
トミー・ロブ
(ホンダ)
ジム・レッドマン
(ホンダ)
ジム・レッドマン
(ホンダ)
ノンタイトル戦
鈴鹿サーキットのこけら落とし
50cc王者エルンスト・デグナーが転倒する波乱*4
1963年 鈴鹿サーキット ルイジ・タベリ
(ホンダ)
フランク・ペリス
(スズキ)
ジム・レッドマン
(ホンダ)
ジム・レッドマン
(ホンダ)
 
1964年 鈴鹿サーキット ラルフ・ブライアンズ
(ホンダ)
エルンスト・デグナー
(スズキ)
ジム・レッドマン
(ホンダ)
ジム・レッドマン
(ホンダ)
50ccのみノンタイトル
1965年 鈴鹿サーキット ルイジ・タベリ
(ホンダ)
ヒュー・アンダーソン
(スズキ)
マイク・ヘイルウッド
(ホンダ)
マイク・ヘイルウッド
(MVアグスタ)
 
1966年 富士スピードウェイ 片山義美
(スズキ)
ビル・アイビー
(ヤマハ)
長谷川弘
(ヤマハ)
フィル・リード
(ヤマハ)
ホンダ勢欠場
1967年 富士スピードウェイ 伊藤光夫
(スズキ)
ビル・アイビー
(ヤマハ)
ラルフ・ブライアンズ
(ホンダ)
マイク・ヘイルウッド
(ホンダ)
 

ホンダとスズキのワークス撤退により第1期開催は終了。なお、中断期間の間、やはり全日本ロードレース選手権の最終戦に日本グランプリが冠されていた時期がある。

年度 開催地 125cc/Moto3優勝 250cc/Moto2優勝 500cc/MotoGP優勝 備考
1987年 鈴鹿サーキット (未開催) 小林大
(ホンダ)
ランディ・マモラ
(ヤマハ)
 
1988年 鈴鹿サーキット (未開催) アントン・マンク
(ホンダ)
ケビン・シュワンツ
(スズキ)
 
1989年 鈴鹿サーキット エツィオ・ジャノーラ
(ホンダ)
ジョン・コシンスキー
(ヤマハ)
ケビン・シュワンツ
(スズキ)
 
1990年 鈴鹿サーキット ハンス・スパーン
(ホンダ)
ルカ・カダローラ
(ヤマハ)
ウェイン・レイニー
(ヤマハ)
 
1991年 鈴鹿サーキット 上田昇
(ホンダ)
ルカ・カダローラ
(ホンダ)
ケビン・シュワンツ
(スズキ)
 
1992年 鈴鹿サーキット ラルフ・ウォルドマン
(ホンダ)
ルカ・カダローラ
(ホンダ)
ミック・ドゥーハン
(ホンダ)
 
1993年 鈴鹿サーキット ダーク・ラウディス
(ホンダ)
原田哲也
(ヤマハ)
ウェイン・レイニー
(ヤマハ)
 
1994年 鈴鹿サーキット 辻村猛
(ホンダ)
岡田忠之
(ヤマハ)
ケビン・シュワンツ
(スズキ)
 
1995年 鈴鹿サーキット 青木治親
(ホンダ)
ラルフ・ウォルドマン
(ホンダ)
ダリル・ビーティー
(スズキ)
 
1996年 鈴鹿サーキット 徳留真紀
(アプリリア)
マックス・ビアッジ
(アプリリア)
阿部典史
(ヤマハ)
 
1997年 鈴鹿サーキット 上田昇
(ホンダ)
加藤大治郎
(ホンダ)
ミック・ドゥーハン
(ホンダ)
 
1998年 鈴鹿サーキット 坂田和人
(アプリリア)
加藤大治郎
(ホンダ)
マックス・ビアッジ
(ホンダ)
 
1999年 ツインリンクもてぎ 東雅雄
(ホンダ)
中野真矢
(ヤマハ)
ケニー・ロバーツJr.
(スズキ)
 
2000年 鈴鹿サーキット 宇井陽一
(デルビ)
加藤大治郎
(ホンダ)
阿部典史
(ヤマハ)
全クラスで日本人が表彰台をほぼ独占
2001年 鈴鹿サーキット 東雅雄
(ホンダ)
加藤大治郎
(ホンダ)
ヴァレンティーノ・ロッシ
(ホンダ)
 
2002年 鈴鹿サーキット アルノー・ヴァンサン
(アプリリア)
宮崎敦
(ヤマハ)
ヴァレンティーノ・ロッシ
(ホンダ)
 
2003年 鈴鹿サーキット ステファノ・ペルジーニ
(アプリリア)
マヌエル・ポジャーリ
(アプリリア)
ヴァレンティーノ・ロッシ
(ホンダ)
加藤大治郎事故死
2004年 ツインリンクもてぎ アンドレア・ドヴィツィオーゾ
(アプリリア)
ダニ・ペドロサ
(ホンダ)
玉田誠
(ホンダ)
 
2005年 ツインリンクもてぎ ミカ・カリオ
(KTM)
青山博一
(ホンダ)
ロリス・カピロッシ
(ドゥカティ)
 
2006年 ツインリンクもてぎ ミカ・カリオ
(KTM)
青山博一
(KTM)
ロリス・カピロッシ
(ドゥカティ)
 
2007年 ツインリンクもてぎ マティア・パシーニ
(アプリリア)
ミカ・カリオ
(KTM)
ロリス・カピロッシ
(ドゥカティ)
 
2008年 ツインリンクもてぎ ステファン・ブラドル
(アプリリア)
マルコ・シモンチェリ
(ジレラ)
ヴァレンティーノ・ロッシ
(ヤマハ)
 
2009年 ツインリンクもてぎ アンドレア・イアンノーネ
(アプリリア)
アルバロ・バウティスタ
(アプリリア)
ホルヘ・ロレンソ
(ヤマハ)
 
2010年 ツインリンクもてぎ マルク・マルケス
(デルビ)
トニ・エリアス
(モリワキ/ホンダ)
ケーシー・ストーナー
(ドゥカティ)
アイスランド火山噴火により開催順延
2011年 ツインリンクもてぎ ヨハン・ザルコ
(デルビ)
アンドレア・イアンノーネ
(スッター/ホンダ)
ダニ・ペドロサ
(ホンダ)
東日本大震災により開催順延
2012年 ツインリンクもてぎ ダニー・ケント
(KTM)
マルク・マルケス
(スッター/ホンダ)
ダニ・ペドロサ
(ホンダ)
 
2013年 ツインリンクもてぎ アレックス・マルケス
(KTM)
ポル・エスパルガロ
(カレックス/ホンダ)
ホルヘ・ロレンソ
(ヤマハ)
 
2014年 ツインリンクもてぎ アレックス・マルケス
(ホンダ)
トーマス・ルティ
(スッター/ホンダ)
ホルヘ・ロレンソ
(ヤマハ)
 
2015年 ツインリンクもてぎ ニッコロ・アントネッリ
(ホンダ)
ヨハン・ザルコ
(カレックス/ホンダ)
ダニ・ペドロサ
(ホンダ)
 
2016年 ツインリンクもてぎ エネア・バスティアニーニ
(ホンダ)
トーマス・ルティ
(カレックス/ホンダ)
マルク・マルケス
(ホンダ)
 
2017年 ツインリンクもてぎ ロマーノ・フェナティ
(ホンダ)
アレックス・マルケス
(カレックス/ホンダ)
アンドレア・ドヴィツィオーゾ
(ドゥカティ)
 

*1:2007年より富士スピードウェイ・なお2009年以降はは鈴鹿サーキットで開催

*2:なお、1993年にオートポリスで「アジアグランプリ」が開催予定だったが、運営会社の倒産によりキャンセルされた

*3:1976年は「F1世界選手権・イン・ジャパン」が正式名称だった

*4:デグナー・カーブの由来となった故事

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