特攻という恐ろしいことがなぜ行われたのだろうか。私がそれを気にするのは、こういった究極的行為にこそ、日本人の本質が顕現したと思うからである。 特攻。それはあの戦争において強敵アメリカに対する最後の新兵器だったのかもしれない。しかし人間を目標突入装置として爆弾と一体化させるという考えは明らかに、兵器という範疇を超えた別の精神的動機が介在している。 まずは直観的にいこう。「特攻という恐ろしいことがなぜ行われたのだろうか」この疑問はいきなりこう変換できるだろう。それは、 日本人は追いつめられるとなぜすぐ自殺行為に走ってしまうのか。 日本人はちょっと追いつめられただけで、すぐ「もうダメだ。死ぬしかない…