標記公演を見た(3月6日 東京文化会館 大ホール)。今年の都民芸術フェスティバル参加公演は、『眠れる森の美女』を コンテンポラリーダンスとクラシックバレエで踊るダブルビル。コロナ禍の制約「密にならない」を逆手にとった 斬新な企画である。コンテンポラリー版『眠り』は、振付・構成・演出:遠藤康行、美術:長谷川匠、音楽監修:平本正宏、衣裳:朝長靖子、バレエ・ミストレス:梶田留以、アシスタント:原田舞子。クラシック版(第3幕)は、振付・構成・演出:篠原聖一、振付補佐:下村由理恵、バレエ・ミストレス:佐藤真左美による。 ● 遠藤版『眠り』は表題が『Little Briar Rose』。「小さないばら姫」…