お気に入りの俳優 アメリカ、ビンセント・ミネリ監督 まだまだ子供だと思っていた娘が結婚することになり、大慌ての父親の姿をユーモラスに描いた作品。 今の時代からみればあり得ないほど浮世離れした物語で、父親のモノローグで始まるオープニングシーンから苦笑いした。特に父親が20年前のモーニングを着るシーンには思わず大笑い。 なんといっても父親役で硬派のスペンサー・トレイシーのコミカルな演技が見事だった。 後年、スペンサー・トレイシーは同じような「花嫁の父」役を演じた。 それは1967年、スタンリー・クレイマー監督作品「招かれざる客」で、白人女性と黒人男性の結婚を描いたシリアスな映画。 何を隠そうスペン…