Dr.けーぴょんちゃんです. 本日は日本におけるピロリ菌感染の疫学的特徴が印象的でしたのでシェアしたいと思います. 「日本人におけるピロリ菌感染率は若年層を中心に劇的に感染率が低下している」ようです. 日本における血清のH. pylori抗体を用いた年代別のH. pylori感染率としては,1940年代以前に出生した年齢層では発展途上国と同様に高値を示している一方で,1950年代以降に出生した年齢層の感染率は先進国と同様に低値となっています. つまり,日本のH. pylori感染率は,高度経済成長期を境にした二相性という特徴があるんですね. さらに,1990年・2000年・2010年の推定感染…