日本証券業協会は、高利回りをうたった「仕組債」を販売する証券会社に対して、投資家が負担するコストの開示を求めます。 「仕組債」はリスクが高く、費用面の実態が不透明だと、金融庁が情報開示を求めていました。 「仕組債」は複雑なデリバティブ(金融派生商品)が組み込まれ、個別株や、株価指数、為替、金利の動きなどによって、償還金が変動する金融商品です。 対象とする指標が、事前に決めた水準を下回る「ノックイン」の状態になると、元本が毀損する恐れが高まります。 今年は、年初から米国ハイテク株が下落したり、ロシアのウクライナ侵攻で、世界の株式市場が大きく揺れた中、投資家の含み損が膨らんでいる可能性があります。…