日本の歪み (講談社現代新書) 作者:養老孟司,茂木健一郎,東浩紀 講談社 Amazon 養老先生の「日本論」ですが、今回は、最近何かとSNSへの投稿で物議をかもすことの多い脳科学者の茂木健一郎さんと、作家・批評家の東浩紀との対談です。 冒頭で、やっぱりどう考えても字義どおりに憲法第九条を見れば、自衛隊というのは違憲にあたる「軍隊」でしょ!?という、誰もがあまり触れないようにしていると思われる「歪み」について語られているのですが、明治維新以降の近代日本にはそういう「歪み」にあふれていて、その「歪み」が日本社会の居心地の悪さにつながっているのではないか、ということが全体を通したテーマとなっていま…