コロナ禍の困難な時代、以前、私が講演をした各大学の学生で、卒業を迎えた皆さんから大変嬉しい手紙を頂戴した。私の講演内容が、彼らの進路を考える際に参考になったようである。未来の自分を想像し、その心に正直に生きること、また、誰かに寄り添うことを目標として職業を選んだ、とのことだった。 最近、私は友人や知人たちとオンラインでやり取りすることも多いが、こういった手紙というものは、いつの時代も本当に心にしみわたる。リアリティを持ったつながりは、私の取材活動においても強みとなっている。 また、高校生のクラブ活動で日航123便事件を取り上げ、拙著を輪読してくれた生徒さんたちからも嬉しいメールが届いた。在校中…