日高本線は北海道旅客鉄道(JR北海道)の鉄道路線(地方交通線)。
室蘭本線に接続する苫小牧駅から様似駅までの 146.5km を太平洋の海岸線に沿って結ぶ、日高支庁唯一の鉄道路線。
様似駅からバスに乗り換えると、約50分で襟裳岬である。
沿線は競走馬の生産が盛んで、車窓にも多くの牧場が見られる。
駅名 | よみ “えき”は略 |
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苫小牧駅 | とまこまい |
勇払駅 | ゆうふつ |
浜厚真駅 | はまあつま |
浜田浦駅 | はまたうら |
鵡川駅 | むかわ |
汐見駅 | しおみ |
富川駅 | とみかわ |
日高門別駅 | ひだかもんべつ |
豊郷駅 | とよさと |
清畠駅 | きよはた |
厚賀駅 | あつが |
大狩部駅 | おおかりべ |
節婦駅 | せっぷ |
新冠駅 | にいかっぷ |
静内駅 | しずない |
東静内駅 | ひがししずない |
春立駅 | はるたち |
日高東別駅 | ひだかとうべつ |
日高三石駅 | ひだかみついし |
蓬栄駅 | ほうえい |
本桐駅 | ほんきり |
荻伏駅 | おぎふし |
絵笛駅 | えふえ |
浦河駅 | うらかわ |
東町駅 | ひがしちょう |
日高幌別駅 | ひだかほろべつ |
鵜苫駅 | うとま |
西様似駅 | にしさまに |
様似駅 | さまに |
苫小牧駅−富川駅間は1913年10月に苫小牧軽便鉄道により、富川駅−厚賀駅間は1924年9月、厚賀駅−静内駅間は1926年12月に日高拓殖鉄道によりそれぞれ開通した。1927年8月1日に国に買収され、日高線となった後、1933年12月に日高三石駅、1935年10月に浦河駅、1937年8月に様似駅まで延伸され、全通した。
途中の鵡川駅からは国鉄富内線が分岐していたが、1986年に廃止された。
2015年1月8日、厚賀駅−大狩部駅間で高波による土砂流出が発生したため、鵡川駅−様似駅間が不通となる。1月27日に静内駅−様似駅間で運行再開*1したものの、2月28日には、厚賀駅−大狩部駅間において土砂流出が進行し、静内駅−様似駅間用の車両を回送することが不可能となったため、同日午後以降は鵡川駅−様似駅間で代行バスを運行している。
全区間の再開までには相当な時間がかかるとされている。
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*1:車両の給油・検査のため、毎日苫小牧運転所から、土砂流出区間を通過して回送された