「妖怪も読めぬ政局」ではなく、妖怪が読めないのは物質的現実 読売新聞の編集委員・伊藤俊行は、「妖怪も読めぬ政局 国民にたまる不満」と題して次のように書いている(「読売新聞」2024年4月7日朝刊)。 「国会周辺ではよく、「覚(さとり)」に遭遇する。日本各地に言い伝えのある妖怪「覚」が人の心を読む能力を持つように、権力者の心や政局を読み、今後の展開を予想する。正体は老政治家、ベテラン秘書、古参ジャーナリストなどで、官僚や若い政治家はその意見を聞きたがる。 最近、「覚」の見立てが外れがちなのは、岸田文雄首相の「予測不可能性」ゆえだ。」(「読売新聞」2024年4月7日朝刊) この妖怪が読めないのは、…