高校を卒業して、就職する人は、2014年以降、18万人台で推移しています。 卒業生の約2割に当たり、若者の人口が減少することを考えれば、大学卒の就職者(2020年は44万6,000人)同様に、日本経済を担う貴重な資源です。 ところが、就職後、3年以内に、会社を辞める人が、大卒では、3割なのに対して、高卒は、それを上回る4割に上ります。 求人情報を調べ、職場を見学し、応募して、内定をもらうという手順が、一般的ですが、高卒の場合、これらが、すべて、1社以下だった人が、55.4%に上ります。 具体的な事業内容や、仕事の中身、研修などについて、事前に調べずに入社したか、入社した企業の情報以外の情報は、…