冬の北アルプスを越えてまではるばる会いに行ったのに徳川家康を説得することができずに、失意の内に富山に帰ってきた佐々成政。そこで耳にしたのが、愛する側室・早百合が成政の留守中に小姓と浮気をしていたという噂話。実はこれ、美しくて寵愛を一身に受ける早百合に焼きもちを焼いた他の側室が家臣と結託して流した作り話だったらしいけど、「さらさら越え」のあとでストレスマックスの成政にとっては大ショック。 早百合はちょうど妊娠中だったけど、お腹の子の父親も実は成政じゃないとか、早百合の部屋の前にこれ見よがしに小姓の持ち物が落ちていたりとかで、すっかり頭に血が上った成政。 問答無用で小姓を切り捨ててから、早百合の長…