履物を揃える 少林寺拳法の言葉で、「却下省己」という言葉があります。道場に入る前に脱いだ履物を揃えるという意味で、道場に入る前の心構えを整える作法の一つと覚えています。 この履物を脱ぎ、今から修練の場にはいることの、気持ちの切り替えをすることが本来の意味だったかなと、今は思います。 若い時は、履物を揃えればいいんでしょ、揃えないと先輩に叱られるし。みたいな感覚だったのかな、そう思います。無知って、実は勇敢なんです。何度叱られたことか。それでも、叱られるんです。あの時に叱ってくれた先輩には、今は頭も上がりません。馬鹿な後輩に、エネルギーを使ってくれたのだなぁ、今思えばです。 一人暮らしを始めて、…