「岩鼻やここにもひとり月の客」 昨日は仲秋の名月。夕食を済ませてしばらくしてベランダに出て見上げると、満月が中天近くまで上がっていた。月見団子は既に腹に収まっていて風流にはほど遠かったので、罪滅ぼしに、名月を詠んだ「短歌と俳句」の御紹介。 明恵上人(みょうえしょうにん1173~1232)が、感動をそのまま連ねたという歌 「あかあかやあかあかあかやあかあかや あかやあかあかあかあかや月」 日本文学者のサイデンステッカーは、この歌を次のように翻訳している “O bright, bright, O bright, bright, bright, O bright, bright. Bright, O…