まず理解しなければならないことは、子供というのは発達の途中段階にあるということ。 自分の責任のもとで生き抜いていくためのあらゆる方面の力を、まさに育んでいる最中であるということ。 記憶は曖昧であるが、幼児〜小学校低学年の頃、両親と一緒に隣町まで買い物に行った。 どんな買い物であるかなど覚えていない。いつだって、何のためにどこにいくのか説明してもらった記憶はなく「早く支度しなさい」と怒られながら色々連れて行かれたからだ。 目的の施設に行くのだろうなと両親について歩いていると、突然喫茶店に入ろうとした。 「え?あそこ(目的地)に行くんじゃないの?」と私は尋ねた。 すると母が「お父さんが喉乾いたらし…