「ねえ、誰かいるの?」 「いるのだったら姿を見せてよ。何か言ってよ。」 そんな人々の声が聞こえる。 一体いつの頃からこの世界を見守って来たのだろう。 僕達は天使と呼ばれていた。 主人公の師匠であるイザヤールという上位天使が主人公に言う。 「天使主人公よ。よく頑張ったな。」 「私に代わりこの村の守護天使を任せた時は少々不安ではあったが、お前の働きにより村人達も安心して暮らしているようだ。」 「立派に役目を引き継いでくれて、このイザヤール、師としてこれ以上の喜びはない。」 「これからはウォルロ村の守護天使主人公と呼ばせてもらうぞ。」 ウォルロ村のリッカという少女と老人が村の外を歩いている。 そこへ…