星野道夫は、日本の動物写真家、エッセイスト、詩人。 1952年、千葉県に生まれる。 慶応義塾大学卒業後、動物写真家・田中光常の助手を経て、1978年に米アラスカ大入学。 1986年にアニマ賞、1990年に木村伊兵衛写真賞を受賞。 1996、ロシア・カムチャツカ半島でテレビ番組の取材に同行中、ヒグマに襲われて死去、43歳没。 関連語 リスト::写真家
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この本に出会えてよかった、そう思える本でした。読んでいると心があったかくなって、時々涙が滲んできます。極北のアラスカで写真家をしていた星野さんの日々には、ずっと忘れたくない大切なことを私に教えてくれました。 一度もアラスカに行ったことがありませんが、その情景がありありと浮かんでくるのです。美しく、公平な自然や真っ直ぐでチャーミングな人たちが目の前で息をしているように。 素直に行ってみたいと思いました。もちろん、オーロラや満点の星空をみたい気持ちはあるのですが、それよりそこにある自然に触れてみたいと思ったのです。まだまだ私の知らない美しいものがこの地球には溢れていると感じます。 星野さんは51歳…
アラスカで活動した写真家の星野道夫さんのエッセイ。 壮大な自然や先住民、知り合いの人々と共に生きる日々が、星野さんの目線を通して伝わってくる(^^) 目次 目次 全体を通して 人の心の可笑しさ 生活で大切なこと 悲しみを大切に持ち続ける いつか思い出す景色 もうひとつの時間の流れ 最後に 全体を通して 本の中では、アラスカの地名やカタカナの人名、野生動植物(特に鳥と樹木)の名前が度々出てきて苦戦した。 この本は写真が載っていないけど、アラスカの風や季節の変化、光、動物の鳴き声、静けさを感じた。 冬眠中のクマの発信機を取り換える場面や、低気圧が迫る中セスナ(小型飛行機)で飛行する場面など、一般的…
ほんのいきさつ・・・。 ほんのいきさつ・・・。 漢字で表すと【ほんの経緯】となる。・・らしい。 ほんの〇〇とは・・・ 次に来る〇〇が取るに足らないものであることを表す言葉・・・らしい。 でも、以下はそんなことは無い! 自身として・・・。 ほんのいきさつ・・・。 これらの本が手もとに在るいきさつ・・・。 【ほん本のいきさつ】・・・。 ・単独行者 上・下巻 谷 甲州 著 新田次郎著・【孤高の人】を読んで加藤文太郎を知り、 より史実に近い読み物をとして探し当てた【単独行者】・・。 単独山行をしていた時だったし、この本も読んだし・・。 ・人生は70歳からが一番面白い 弘兼憲史 著 一番面白い、へぇー、…
日々の暮らしに追われている時、もうひとつの別の時間が流れている。それを悠久の自然と言っても良いだろう。そのことを知ることができたなら、いや想像でも心の片隅に意識することができたなら、それは生きてゆくうえでひとつの力になるような気がするのだ。 人間にとって、きっとふたつの大切な自然があるのだろう。ひとつは、日々の暮らしの中で関わる身近な自然である。それは道ばたの草花であったり、近くの川の流れであったりする。そしてもうひとつは、日々の暮らしと関わらない遥か遠い自然である。そこにいく必要はない。が、そこに在ると思えるだけで心が豊かになる自然である。 星野道夫『長い旅の途上』 子孫を残すために己の身を…
日付:1/31(火)場所:東京(日本)天気:曇り時々晴れ気温:最高7°/最低1° 【憧れのアラスカに行ってきた】 "Have A nice day アラスカ編"については最後の投稿とするので、今回は、旅キロクではなく、自分の記録・記憶用としてアラスカに対する思いを残します。 行った直後のそのままの気持ちを書くので、後々見返した時に恥ずかしくなる可能性あるな。笑 4年ぐらい前からかな?アラスカに興味や憧れを持ち始めたのは。 いや、憧れを通り越して、取り憑かれたようにアラスカに対する思いが強かった。 それからは、アラスカに関する情報を集めるたびに、行きたい欲がどんどん強くなっていった。 その中で、…
日曜日のこと。恵比寿の東京都写真美術館に星野道夫写真展「悠久の時を旅する」を観に行く。日曜が最終日で入場規制の列が、会場の地階から階段の一階まで伸びていて入場まで30分ほど並んだ。1989年頃だろうか、写真発明150年の年にNHKテレビで放送された「近未来写真術」。篠山紀信が何人かの写真家を取り上げ、全5~6回だったろうか、毎回対談した番組で、その一人に星野さんも取り上げられていた。星野さんがそこで何を話していたのかは、もはや何も覚えていないけれど、とつとつと考えを説明する語り口はずっと印象に残っていたから、96年に訃報のニュースを聞いたときは驚いたものだ。今日観た展示では添えられた写真家の残…
日付:1/18(水)※日本時間:1/19(木)場所:フェアバンクス(アメリカ)天気:曇り気温:最高-19°/最低-24° 【旅をする木】 ”ぼくたちが毎日を生きている同じ瞬間、もうひとつの時間が、確実に、ゆったりと流れている。日々の暮らしの中で、心の片隅にそのことを意識できるかどうか、それは、天と地ほど大きい” 〜旅をする木【星野道夫(1999). 文藝春秋】〜より 星野道夫さんの影響で、アラスカに興味を持った人は多いのではないか。 僕もその一人である。『星野道夫は学生の頃から北方の自然に憧れを抱いていた。19歳のある日、古書店で出会った海外の写真集「ALASKA(ナショナル・ジオグラフィック…
2009年8月号掲載 何かに感動したとき、どうしたらそれを人に伝えられるか。絵にするか、それとも言葉にするのか。そんな問いかけに、写真家の星野道夫はこう書き残してる。「感動して、自分が感動して変わっていくこと」 では、人は変われるのだろうか。自分は変わっただろうか。 そんなことを思うとき、ベリーズという国にいたときの事を思い出す。中米のユカタン半島の付け根にある小さな国だ。1981年にイギリスから独立したアフリカ系の国で、私は86年、25歳の夏、そこにいた。 高校を出てすぐに北海道大学に入ったが、山岳部に入り、1年生を3回も繰り返した。半ば怠慢から、半ば意図的に単位を落とし、卒業までに6年半も…
2009年7月号掲載 星野道夫という写真家がいた。ロシアの極東、カムチャツカ半島で亡くなった人だ。森にテントを張り、ヒグマに襲われたという。 1952年に生まれ、亡くなったのは96年の8月。43歳だった。私はそのころ暮らしていた南アフリカで訃報を知った。彼のことは直接知らなかったが、日本から届いた新聞を手に、「やはり難しかったのか」と思ったのを覚えている。 彼はアラスカで野生動物を間近で撮影し、名をなした人だった。ヒグマを愛し、その懐に飛び込み、最後は自ら、自然界の餌食になってしまった。 ぎりぎりのところまで近づき生還してきた彼も、ついにその一線を越えてしまった。そんな風に思った。 一線を越え…
東京都写真美術館に星野道夫写真展「悠久の時を旅する」を見に行ってきました。 topmuseum.jp 雑感 素晴らしいアラスカの自然、躍動する動物たち、自然と人の関わりなど、どれをとっても素晴らしく、近いうちにまた行きたいと思うくらいよかったです。 写真だけでなく、星野氏の自筆原稿が展示されており、「ノーザンライツ」をはじめとする星野道夫氏の著作を読んでいた身からすると感動ものでした。 直前にNHKのダーウィンが来た!の星野氏がトナカイを撮影する回を見たところだったので、あんな厳しい自然の中に1人で数週間も過ごしたことで、あれだけ美しい文章が生み出されたのかなと想像してしまいました。 パノラマ…
関西鰐陵同窓会 会員・客員・会友への皆様へ 写真家の高砂淳二さん(53回)から、3月15日に発売された雑誌「COYOTE」79号の紹介です。 高砂さんから こんにちは。いつもお世話になっております。自然写真家の高砂淳二です。 あちこちで桜が開花しているようですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか? さて、昨日(3/15)発売された雑誌「COYOTE」79号で、「特集・高砂淳二 "THE WATER IS WIDE" 」が、60ページに渡って特集されています。 ―COYOTE編集部コメントより 「特集では、高砂の代表作をフォトストーリーで振り返るとともに、彼の写真の核となるハワイの大切な教えや、海…
今日からブログをはじめてみようと思います。 まずは簡単に自己紹介から。 夫と2人暮らしをしています。 大学卒業後、6年ほど勤めた会社を退職してから、現在は非常勤の日本語教師として海外の学生さんに日本語を教える仕事をしています。 この春には不妊治療を経てようやく授かった第一子を出産予定、仕事は現在お休み中です。 少し時間ができたので、最近は家の中で久しぶりに編み物をしたり、刺繍をしたり、手縫いでぬいぐるみや巾着などこまごまとしたものをつくったりしています。 寒い地域に住んでいる生き物や野鳥に昔からどこか心惹かれるところがあり、自然とライチョウやカリブー、ホッキョクグマなど極地の生き物をモチーフに…
app.famitsu.com www.youtube.com 上のゲームとは関係ありません。 &ロケッツでないシーナの人のパートナーサンともうひとりの人の本『バター茶をどうぞ』を読んだら、本書と同じ文栄堂サンという出版社から出版の声がかかってうれPと書いてあったので(そうは書いてませんでしたが)それで読んだ本です。 氷の回廊 : ヒマラヤの星降る村の物語 (文英堂): 1998|書誌詳細|国立国会図書館サーチ ザンスカールという、チベットを馬で行った女傑もその時点ではまだ行ったことがない地方を舞台にした写真と文章の本です。 dic.nicovideo.jp ザンスカール帝国 - Wikipe…
note.com 以前、noteで「大勢の人をターゲットにするのではなく、自分と趣味が同じ人が空いた時間に覗きに来てくれるギャラリーを作る」という考え方はいいなと書いた。 SNSが大規模なショッピングモールへの出店なら個人サイトは自宅を改装したカフェのようなもので、一番の特長は「そのサイト全体を自分の世界観で統一出来ること」だ。 yaswatercolor.hatenablog.com 「次に読者になりたいブログ」ですすめられてたまたま読んだブログが、自分がイメージする「個人経営のカフェのようなブログ」だった。 いくつか記事を読んだけど、どれも読んだ瞬間に「凄い!面白い!」「こんな考えがあると…
「ザトウクジラのブリーチング」撮影:故・星野道夫氏 3月10日(金)晴れ 10時起床。特に何をするまでもなくダラダラ。途中からブログ作業。 スマホ見たら「What are you doing my bro」と高橋さんからメッセきたてので朝から電話した。 今後の計画を話した。 この前、残りの軍資金と今後必要であろう費用を改めて見積もった結果、オーストラリア大陸の予算がないことがわかった。予想以上に南米の時点でお金を使ってしまっている。 いや、今更って話なんだが。 ウエスタンユニオンでお金をおろし、ミゲルの家で落ち着いて考えられる状況であったため、現地で感じた手応えも考慮したうえで改めて予算を組ん…
旅好きにお薦めの本でよく紹介されている「旅をする木」星野道夫著。アラスカの極北の大自然の中で17年以上も生活していた著者のメッセージあふれた名著なので、ご存じの方も多いと思います。味じのある文章が心に染みる、ボクもお気に入りの一冊です。 実は、購入したものの、最初の数ページを読んだだけで、長い間積読状態でした。そう、序盤で挫折したのはボクです(汗 序盤で挫折 「旅をする木」のⅢ章を推す理由 写真集「悠久の時を旅する」のおすすめポイント おまけ:古本屋 オブザーバトリィ 序盤で挫折 33篇のエッセイで構成された本書。初めて読み始めた当時、著者の世界観に没頭することができなかった。アラスカの知識も…
アラスカでの出来事や感じたことをまとめたエッセイ集『旅をする木』を読みました。 とてもいい本でした。 今回はその感想です。
引っ越し・・・。 引っ越し・・・。 淡水エビの水槽、水替え前に移設した。 移設先は、居間にある水槽群の隙間です。 エビは水質や水温についてはあまり気にしなくてもいいです それでも、半日ほどエアレーションして放置・・・。 気が変わった・・・。 メダカ水槽にエビを入れて混泳水槽にした。 エアレーションしている水槽が余った メダカが卵をつけて泳いでいる。 この水槽は稚魚メダカ水槽になった。 本を置いてみた・・・。 単独行者 上・下巻 谷 甲州 著 人生は70歳からが一番面白い 弘兼憲史 著 男の作法 池波正太郎 著 われらの時代 男だけの世界 ヘミングウェイ 著 アメリカインディアンの書物より賢い言…
1月。東京都写真美術館へ「星野道夫 悠久の時を旅する」を鑑賞しに行ってきました。 思い立ったのが会期終了直前でしたが、なんとか間に合いました。 私にとって、美術館はパワースポット。 独身時代に比べればガクンと機会が減りましたが、子供が生まれてからも何とか一人の時間を作り、気になる美術展を見に行っています。 (子供が二人になったら厳しいかもなぁ…) 今回はかなり久々の写真展。 壮大な写真はもちろんのこと、星野道夫の言葉に胸を打たれ、本当に訪れてよかったと思いました。 個人的に特に印象的だったのは、 自然には2種類ある。 一つは身近な自然。 もう一つは遠い自然。 訪れることは難しくても遠くにこうい…
"2月の読書メーター読んだ本の数:13読んだページ数:1461ナイス数:1497森へ (たくさんのふしぎ傑作集)の感想熊の足跡を見つけても、なお森へ分け入っていく星野さんは、恐ろしさより好奇心のほうが勝っていたのでしょうか。サケの大群を見つければ、クマが近くにいることは想像できます。しかし、彼はまずはサケを手づかみで捕まえようと何度もやってみる。 そして、そこでくまに気づくなんて、ほんとにすごい人。 人が早足で見落としていくものを、星野さんはゆっくりとした足取りでひとつひとつ見ていく。ワタリガラスの話はもっと読みたい。読了日:02月02日 著者:星野 道夫ぴょんぴょんぱんのかばんです (新日本…
東京書籍 ニューホライズン new horizon の中2 本文 Unit 7 Let's Read 3-1 p122 (122ページ) を和訳していきます。学校の授業をより理解できるように解説していきます。 現役中学生はもちろん、大人の方まで英語をやり直したい人に、教科書は秀逸なので超オススメします。 もし、本気で学びたい場合は、教科書ガイドを購入することがオススメです。 教科書の本文が訳されていて、さらには英単語も品詞+発音、意味、とすべて書かれているので、調べる手間を考えると、確実に時間短縮につながります。 (なんと、今の教科書には音声が無料でついているので、音声CDは購入不要です。昔は…