映画や小説、ドラマなどを見ていて「作者の意図とは違う視点で見ているな。」と、感じることが多くなりました。年齢を重ねて。 私はどうしても自分に近い人に感情移入してしまいがち。けれど50代のおばちゃんの日々はドラマティックからは遠く、主役にはなりにくい。 結果、ふとした場面で主人公よりむしろその親や同僚、ちょい役の近所のおばちゃんに共感してしまうことがあるのです。 映画「閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー」では、どちらかと言えばヒール役の「妹」に共感してしまう場面があって、複雑な気持ちになったのでした。 ※以下、若干のネタバレを含みますので、ご注意ください※ 映画「閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー」リアルさと違和感…