小さな行動が、見知らぬ誰かの運命を狂わせ、あるいは救っていく様を描く群像劇『めぐる』。 (C)合同会社CHAMP ASIA 本作の登場人物は、就職活動に奔走する女子大生、吐きダコのある少女、崩れかけた家族を抱える息子と父親、学校でいじめを受ける少女。すれ違う人々の人生が、一本の電車の遅延をきっかけに静かに交差してゆく本作は、時に残酷で、時に愛おしい人間の姿を描きながら、「他人の人生に思いを馳せること」の意味を問い直す。 社会の騒がしさに埋もれてしまいそうな“声なき声”に、ほんの一瞬でも耳を傾けることができたなら――。そんな想いを込めた、静かで切実な群像劇だ。 それぞれを生越千晴、小野花梨、小出…