無理心中 日本の夏 桜井啓子 Amazon ★★★ 18歳の淫乱娘・ネジ子(桜井啓子)が、誰かに殺されたいと願うオトコ(佐藤慶)と出会う。2人はライフルを掘り出す現場を目撃したため拉致されることに。倉庫らしき場所に連れてこられた2人は、人を撃ちたがっている少年(田村正和)、拳銃を所持しているおもちゃ(殿山泰司)、刃物で人を刺すのが趣味の鬼(小松方正)らと出会う。一方、外では白人のライフル魔が人を殺しまくっていた。 屋内のシーンが多いうえに登場人物の性格がきっちり決まっていて、どこか演劇っぽい雰囲気がある。大島渚が観念的と評される所以だろう。登場人物はあくまで状況を作る記号でしかない。みんな役割…