映画『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』を観たので感想。 原作はストーカーのドラキュラだが、その全27章のうち第7章のみを映画化するというマニアックな企画。原作7章は吸血鬼の存在を知る由もない船長による航海日誌から、ドラキュラに侵食され全滅に至る様が見えてくるという、遺された手記を読む形式の面白い内容になっている。最近流行の何が起きたか明記されないが読むといていくと怖い真実が見える、みたいな作品に近いかも。 漫画ヘルシングでグールの死体を山積みにした空母がアーカードを乗せてロンドンに到達するシーンはこの7章のオマージュ。映画だとロストワールドでティラノサウルスが占拠した船がつっこんで来るのもこ…