私が尊敬する職業の1つ「特殊清掃」。 特殊清掃に関する本は今までにも何冊か読んだことがあるけれど、業務内容は特殊で嫌悪感さえ覚える可能性もあるのに、なぜかどの本も温かい。 この本の著者もとても優しく温かい。 ただ、今まで読んだ本と違っていたのは、この本の著者が若い女の子だということ。 それにはとても驚いた。 きっと、私などの想像の100倍くらい厳しい現場だと思う。 なのに....もうその部屋にはいない故人をいつも想っている。 そんな気持ちが著者にミニチュアを作らせたんだと思う。 そこにいた人は、決して特別ではないんだよ、と。 現場を模した模型は、日常とはあまりにもかけ離れた光景でリアル。 思わ…