文芸誌『視線』第11号 評論「時代閉塞の現状 」を読む ◎文芸誌 『視線』第11号 2021.03. 特別寄稿 評論「時代閉塞の現状(強権、純粋自然主義の最後及び明日の考察)」を読む 近藤典彦 時代閉塞の日本・「悉く暗黒」の日本の中をどれだけ観察しようとしてもなにも見えない日本人も、クロポトキンの未来社会論=理想を知ると、人間の未来には希望があるという考え方を教えられ、力づけられます。 こうした目で、日本の現状を直視しよう。「敵」が見えてくるではないか、「強権」という敵が。見えてくればもう「宣戦」の第一歩を踏み出したことになる。 啄木の「明日の考察」の呼びかけはこういうことだったのだと思います…