正徳3年12月30日。高力七兵衛が28日に尾張を出発する。奉書を紀伊守に渡し、直ぐに帰る。甲斐が京へ入る時に途中で出会う。馬場船越は伝奏衆へ音物を持参する。午正月11日、甲斐が勤める。同日、勅答がある。同13日、九条様へ出向き、言伝を述べられる。14日、京を出発する。朝廷へ三種二荷、御官物(貢ぎ物)600両ほどを茶屋が取り扱う。(役替など記したものは略)今年2度の家督での公儀への献上品の時服は、年寄衆が献上したもので時服1つに付金12両包の熨斗などとあれこれ物入りであった。中陰(四十九日)中の上献上品がもっとも多く、困ると云々。