親友が結婚式を挙げた。 私たちの出会いはもう20年以上前になる。仲良くなったのは13才の頃。それから28歳になる今の今まで側で歩んできた。 結婚することも、結婚式を挙げることも、ずっと前から想定していたことだった。彼女の幸せをおもうと、涙が出る。結婚式までの数ヶ月間、何度一人で泣いたことか。 想像通り、結婚式当日も泣いた。号泣した。ご家族も泣いていない中、会場のど真ん中の特等席で、号泣。 そんな私を見て親友も「めっちゃ泣いてるじゃん(笑)」と一言。 親友には人生の節目節目で、何度も助けられた。私がつらい時、「千紘なら大丈夫」と何度も言ってくれた。その言葉に安心し、甘えていた。 私たちは中学生の…