西洋は立っている文化、日本は地べたに座っている文化、という話を時折目にするけど、ここのところ私は毎日床の上でゴロゴロしているので人間未満なのかもしれない。身体と床の接点から「地」を味わう安心感たるや、何にも変え難いものである。 そういえば電気を扱う時は接地(アース)を回路に組み込んで安定を図るし、人間も地面から何かしらのエネルギーを得ているに違いない。寝転んでいると、どうも怠慢のための口実だけはすらすらと出てきてしまっていけない。 ちなみに私の部屋は建物の2階で地面からは少し距離があるのだが、水平面の上に身体が乗っているというだけでそこを「地」だと錯覚してしまうのだから、人間とは愚かでめでたい…