→珍走団
いわゆる「走り屋」とは無関係。
多くの場合、マフラー(消音器)・座席・ライトなどを改造したオートバイ、あるいは派手なエアロパーツなどを取り付けた改造車に乗ったメンバーたちが徒党を組み、夜中に公道を占拠して爆音やクラクションを響かせながらのノロノロ運転を行なうなどの示威的活動を行なうケースが多い。
メンバーの大半は10〜20代の少年達である。(少ないながらも、女性だけの暴走族が存在する。彼女たちは「レディース」と呼ばれる)
また、揃いのユニフォームを作って結束をアピールしたり、「掟」と呼ばれるグループ独自の戒律を定めている(これを破った場合は、「制裁」としてリンチが行なわれる事が大半)団体が多い。
一部は「ツッパリ」などとかぶる部分がある(派手な髪型や毛染めを行なう・特徴的なデザインの衣服を着る・難しくおどろおどろしい漢字を使っての当て字読みを行なう→『愛裸武勇』『夜露死苦』、など)。メンバーが違法な薬物(シンナー・合成麻薬など)やタバコ(未成年で)に手を出す事も少なくない。
行動パターンとしては反社会的行為(公道での暴走・爆音・信号無視)を多く行なうため、学校・PTA・警察などからは敵視されている。また逆に、暴走族やそのOBに食指を伸ばす暴力団も少なくない。
当然、暴走行為や不法な改造は道路交通法や道路運送車両法に違反する事になる。
また、暴走行為が原因で誰かが健康を害するというような事態であれば、刑法208条暴行*1や204条傷害*2が該当するものになる。