神保町にあった、地方・小出版流通センターの直営店。 地方・小出版流通センター扱い、書肆アクセス扱いの書籍・雑誌がそろっていた。 赤字が続いたため、2007年11月17日閉店。閉店を残念に思う、常連利用者や委託販売者たちが『書肆アクセスという本屋があった 神保町すずらん通り1976-2007』(ブログhttp://d.hatena.ne.jp/jinbouac/)という本を刊行した。
この2週間で15冊ほどの本を買った。すべてアマゾンを介して買った本で、そのうち10冊はいつもの雑多な本で、ほかは原稿の資料になるかという期待を持って買ったものだ。5冊の中に、『地球の歩き方 世界の麺料理』もある。この本を新刊書店で買わなかったのは、近くの書店にこの本がなかったからであり、電車に乗って大書店に行く交通費を考えたら、アマゾンで買った方が安いからだ。ネットで本を買うと、「内容を確認できない」というリスクがある。アマゾンの「ほしい物」リストに入れておいた本を書店で見つけて内容をチェックすると、「な~んだ、この程度か」とがっかりして、「ほしい物」リストから外すことも多い。知らない著者の本…
スコットランドの古書店の話に続いて、私と本屋の話をしてみよう。 10代は、もっぱら新刊書店で買っていた。中学生時代から神田神保町に行っていたが、年に数回行く程度だから、まとめ買いといってもカネがないのだからタカが知れている。20代に入って神田、早稲田、中央線沿線の古本屋を巡ることが多くなった。新刊書は、「これから出る本」を丹念に点検して、購入候補書籍を手帳に書き込み、書店で現物をチェックするのだが、まだライターになっていない私には今すぐ必要な本などなく、しかも、音楽も本も「新しもの好き」の志向は私にはなく、新刊書を買うことはしだいに少なくなってきた。 ベストセラーにはまったく興味がない。小説を…
23年8月の書籍雑誌推定販売金額は711億円で、前年比11.3%減。 書籍は378億円で、同10.6%減。 雑誌は333億円で、同12.0%減。 雑誌の内訳は月刊誌が277億円で、同12.0%減、週刊誌は55億円で、同12.0%減。 返品率は書籍が40.2%、雑誌が44.4%で、月刊誌は43.7%、週刊誌は47.6%。 推定販売金額は23年4月の12.8%に続く二ケタマイナスで、書店売上の低迷はいずれも40%を超える高返品率となって表われている。 23年も残すところ3ヵ月となっているが、このように販売金額も推移していけば、かつてない最悪の数字とデータを招来することになろう。1.『日経MJ』(9…