本の紹介文、ブック・レビュー。 通常はいわゆる新刊本について行われることが多く、読者の書籍選びにあたって参考に供する意味を持つ。
ニッポンの書評 (光文社新書)
関連リンク 書評 - Wikipedia 好書好日|Good Life With Books http://www.yomiuri.co.jp/book/review/ 書評サイト-本スキ。 ビジネス書の書評・要約まとめサイト bookvinegar-ブックビネガー HONZ - 読みたい本が、きっと見つかる!
投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒント (日本経済新聞出版)作者:バートン・マルキール,チャールズ・エリス日経BPAmazon ちょっと前にマルキール・エリス「投資の大原則」を読みました。
こんにちは、虎の穴ラボのA.M.です。 今回は書籍のご紹介です。 読んだきっかけ 直近のタスクで自身の生産性があまり良くなかったので、何か良い本がないか探していたところ、この本を見つけました。 試し読みをしてみたところ、以下のような内容があり、自分の課題に対して解決策が書かれているように感じたので、購入しました。 どうやったら不得意なことでも効率よく人並みのことができるのか 「思考法」(マインドセット)が高い生産性を形づくっている AI時代を生き延びる思考法 基本情報 タイトル 世界一流エンジニアの思考法 著作者名 牛尾 剛 ページ数 222ページ 発売日 2023/10/23 発行 文藝春秋…
一味違うソンタグの入門書 スーザン・ソンタグ 「脆さ」にあらがう思想 (集英社新書) 作者:波戸岡 景太 集英社 Amazon 波戸岡景太『スーザン・ソンタグ 「脆さ」にあらがう思想』は、ソンタグの著書『ラディカルな意志のスタイルズ』の翻訳も手がけた著者による、ソンタグ入門として書かれた新書だ。 スーザン・ソンタグは1933年に生まれ、2004年に没したアメリカの批評家にして作家である。『反解釈』『写真論』などの著書で特に知られ、またベトナム戦争から9・11に至るまで、社会問題についても積極的な発言を行っていたという。また60年代のデビュー時にはスター的な存在となり、さらにその私生活は波乱万丈…
新 小児薬用量 改訂第10版 診断と治療社 Amazon おなじみ「新小児薬用量」の改訂版です。 私がよく使うようになったのは改訂第5版だった(表紙の色で覚えてた)ことを考えると、 ずいぶん版を重ねたものだなと思います。 この本のよいところはコンパクトなサイズ、見開きで情報が得られること、 あとは年齢ごとで小児量が見られること。 今回から相互作用の記載が追加になったのが売りのようですが、 あまり情報量としては多くないし、 何よりこの本で相互作用の情報はあまり必要としないので 私にとってはメリットとまでは言い切れません。 使っているとカバーがすぐペラペラとはがれてきちゃうので、 いっそのこと剥が…
齋藤孝さんの 孤独を生きる を紹介します。 孤独本だがアンチ孤独本でもある 2022年発売の本らしさ、新しさはありません 釈迦に説法な内容 自分と釈迦の差、そんなになくね? 締めの一言 孤独本だがアンチ孤独本でもある 一言要約:孤独が辛いと思う人は趣味に打ち込もう 「孤独は問題だ」 「孤独は怖い」 などと世間は勝手に決めつけて、ハラスメントや迫害を行ってきました。 そんな虐げられてきた孤独な人に寄り添う内容です。 と言いたいところですが、著者は孤独に肯定的に見えて、密かに毒針でチクチク刺してくるので巧いです。 2022年発売の本らしさ、新しさはありません この本の著者に新しいこと、未来のことを…
ゆうこすさんの 共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る を紹介します。 インフルエンサーが何をやっているのかが分かる本 一言要約:夢を叶えたい理由や想いを語って、人に共感される主人公になろう 感想:自分という人間を見つめ直すことができた インフルエンサーが何をやっているか分かったからこそ、自分はこういう人になりたいのではないことに気付きました。 インフルエンサーの本を読んだ感想がこれって、皮肉ですね(笑) 本を読むだけでインフルエンサーを追体験できる、それを自分の経験値にできるのだったら高コスパと言えます。 そもそも仕事をしたいわけじゃない、その真逆、仕事したくないんです(笑) だからセミリタイ…
(↑Amazonに飛びます) なぜこの本を読もうと思ったのか 効率的な本の読み方を知りたかったから 読書によって圧倒的な成果を上げている著者の方法論は、信頼できると思ったから 読書を実生活で役立てる方法を知りたかったから 本の内容をアウトプットする方法を知りたかったから 読んだ後どういう状態になりたいか 本を読むこと・本の読み方に迷いがない状態 本の内容をアウトプットする方法が明確な状態 読書を実生活に役立てることができる状態 各章の要約 本書は4章からなる。 第1章 読書にまつわる3つのフェイク 第1章は巷で有効と囁かれている読書術が、実は効果がないことを説明している。ものによっては効果がな…
超短編! 大どんでん返し Special (小学館文庫 ん 2-2)小学館Amazon どこぞの知らないライターが適当にでっち上げたようなものとは違って、 真っ当な作家陣が名を連ねた作品集で、それぞれにアイデアが凝らされており、 及第点以上ばかりが集まった作品集だと思う。 ただ、2000字ってのが少なすぎるのかなぁ。 ショートショートの痛快さに「やれたぁ~」ってなる作品は少なかったような。 タイトルがコンセプトを表しているように、ショートショートというより、 短編の超短い奴ぅ~~、ってな感じなのかなぁ。 「大どんでん返し Special」と銘打たれてるわけなので、 もうちょっとは、どかんとした…
⚪︎ブログ運営者kimkim紹介 読書家:1日1冊以上読書しています! 元々は読書大嫌い 本のジャンルを問わずレビューしてます。 ぜひ、読者登録お願いします! ↓作品はこちらから、無料でお読みいただけます! http://www.amazon.co.jp/dp/B0CW18QCD1 こんな人におすすめ!○体の調子がおかしい人○読みやすい漫画を探している人 今回はモモちゃんスタジオさんの漫画である『ヤンキー統合失調症になる』を読んでいこうと思います! ヤンキーが統合失調症になる? なんだかとってもインパクトが強いタイトルですね! どんな物語が待ち受けているか、楽しみです。 ついでに、統合失調症の…
プロフェッショナル原論 (ちくま新書) 作者:波頭亮 筑摩書房 Amazon 読んだ目的 プロのコンサルタントとして働くマインドを持つことが大事だと考えており、どのようなマインドで過去のコンサルタントが働いているかを知るため マネジメントするようになり案件に対するオーナーシップがより求められる中で、レビューの場やクライアント相対のプロのマインド・スタンスを学ぶため
こんにちは。エンジニア採用広報チームです。 突然ですが、 2024年4月25日に当ブログは10周年を迎えました! 🎉 厳密なブログ開設日はわからなくなってしまっているので、当ブログの最初の記事の公開日から10年が経ったことを10周年と呼んでいます。 この記事では10周年を記念して、これまでの当ブログとその周辺の出来事を振り返りたいと思います。 最初の記事 made.livesense.co.jp 実は一番古い記事は、デザイナーの方が書いたようです。 ブログのドメインを見るとわかりますが、「tech」ブログでなく「made」ブログという名前になっています。リブセンスを「作っている」のであれば、ど…
月は幽咽のデバイス (講談社文庫) 作者:森 博嗣 講談社 Amazon 「月は幽咽のデバイス」 森博嗣(著) 講談社 あらすじ オオカミ男より奇妙な阿漕荘の面々(笑) まとめ こんな人にオススメ こんにちは、ちわぷ〜です! 最近読み始めた森博嗣先生のミステリーシリーズ、Vシリーズ! 本日は3作目のご紹介です! ネタバレなしで書きますので、まだ一作も読んでいないよ〜という方も、安心して本記事も是非覗いていってください(^ ^) 1作目はこちら chiwawatan.hatenablog.com 2作目はこちらになります! chiwawatan.hatenablog.com 「月は幽咽のデバイス…
おはようございます。 私たち長期投資家が絶対に頭に叩き込んでおかなければならない図が1つだけあるとしたら、以下のおもちさんが紹介している図でしょう。 S&P500などの長期投資家が、今みたいな相場で不安になった時に1番思い出したいデータ。バイ&ホールドでいきましょ pic.twitter.com/y2jQw8zyZG — おもち@節約×インデックス投資 (@omothi_omothi_5) April 17, 2024 特に、株価が急落して不安になった時は、10回でも20回でも見直さなければなりません。 S&P500などの適切に分散された株式への長期投資が、他の資産クラス(現金や債券など)と比…
特に男性にとってこの「秘密基地」という言葉の響きは最高だと思っています! 子供の頃を思い返してみると、押し入れの布団を全部だして、真っ暗な空間を確保してその中に電気スタンドや自分のお気に入りのおもちゃや本などを持ち込んでひっそりと過ごす・・・ そんな楽しいことをしていた記憶もあります。 とても落ち着いた時間を送っていた記憶もあります・・・ ■狭小空間に“隠れ家”を造る裏技! ■楽しい秘密基地が満載! 【スポンサーリンク】 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); ■狭小空間に“隠れ家”を造る裏技! さすがに大人になってから押し入れを使…
この日曜日、鬼子母神通りみちくさ市が開かれた(けれども今回は行かなかった)。 参考: 【4月21日開催みちくさ市出店者発表】出店者さんの自己紹介も公開しました。復活のみちくさ市、あちこちで楽しい時間が生まれますように! 開催は4月21日!https://t.co/WNdc5eZx36 — わめぞ公式ツイッター (@team_wamezo) 2024年3月26日 行った昨年は突然の雷雨に見舞われて、そろそろ行くかというのにさらにもう1周した記憶もあるが、今回もそろそろ終わりかと言うころに雨に見舞われたのではないかとも思う。さて、その昨年の2023年であるが、前に書いたように、数多くの書評や解説を…
安野光雅さん、岩田慶治さん、大西赤人さん、加賀乙彦さん、河野博臣さん、富永茂樹さん、中村雄二郎さん、井上ひさしさんが「生と死」について語っています。 1980年の本なので内容は古いはずなのですが、人の生死感はあまり変わらないので今でも十分読めます。 その中の安野光雅さんの「蝉と筋ジストロフィーの少年へ」という文章で筋ジストロフィーが取り上げられています。 数行しかないのですがインパクトが凄くあります。 安野さんがNHKのラジオで聞いた筋ジストロフィーの少年の言葉が掲載されています。 「両親は、僕が、不治の病で、余命が少ない事を知らないと思っている。しかし僕は知ってしまった。でも両親が悲しむと思…
先日の『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「経営学」』に続いて、『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「マーケティング」』の増刷(5刷)も決まりました。 応援してくださったみなさまに、心より感謝いたします。 こちらも紙書籍はもちろん、電子書籍や「聴く本」(オーディオ・ブック、オーディブル)もあります(少し下にリンクがあります)。 発行部数は、シリーズ3冊で2万部を超えております(これは紙書籍だけの数字で、電子書籍や「聴く本」も好調です)。 ありがとうございます。 ⇒「お知らせ」の記事一覧はこちら。 ⇒ ブログの概要(トップ・ページ)はこちら。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「宣伝会議」さまの実践…
ジュリスト 2024年 04 月号 [雑誌] 有斐閣 Amazon 例によって目を通した範囲で、呟いたことを基に感想をメモ。
昨日話した佐藤愛子著「死ぬための生き方」の後半レビュー。最後の「こんな死に方もある」という章では、亡くなってしまった何人かの作家について、著者が印象に残っていること、かつての交流の様子が描かれている。 今日はその中から、著者の古くからの友人・川上宗薫について話していく。この人物、不思議な愛嬌があって、迷惑だったり鬱陶しかったりするのに憎めないところがある。 作家として注目を集めるも、同じく作家の友人との断絶などに苦悩する宗薫の姿、それを間近でみる佐藤愛子の思いが交差して、何とも言えない気持ちになった。 死ぬための生き方 (集英社文庫) 作者:佐藤 愛子 集英社 Amazon 川上宗薫の半生 ま…
「検査をして、病名をつけ、薬を処方したり手術を勧める。それはそれで必要なことだけど、それだけでは足りない。」 P.138 総合内科 本日開院 より『処方箋のないクリニック』著:仙川環 『書店員さん絶賛の医療小説』という口コミを多く見かけたので気になって読んでみました。書評というより感想に近くなってしまうかもしれませんが、ぜひご覧ください。 処方箋のないクリニック (小学館文庫) 作者:仙川環 小学館 Amazon 1.概要 2.著者について 3.登場人物について 主人公:青島 倫太郎 小泉 ミカ 4.本の構成について 5.本を読んでみての感想 1.概要 この本の概要ですが、タイトルにもあるよう…
春休み、以前から気になり買っていたけど手をつけられていなかった小説を読もうと思い、手にしたのがこちら。 神は銃弾 (文春文庫) 作者:ボストン・テラン 文藝春秋 Amazon まさかこんなに食らうとは思いもしませんでした。 本にしろ映画にしろ音楽にしろ、出会った瞬間に何か予感めいたものがあるモノってあると思うんですよ。 この本も自分にとってはそんな作品で、何かの書評を読んで作者が妙に気になり、中でもこのタイトルが目を引いたんですよね。 神は銃弾ですよ。痺れますよ。タイトルからして。 それからわりと年月も経ち、でも、ずっと頭の中にはあったような、そんな出会いのある作品でした。 この作品、まずもっ…
本を読む ――3000冊の書評を背景に 中沢孝夫 著(福井県立大学名誉教授) 探す楽しみ、読む楽しみ、評す楽しみ――本の楽しみについて書き尽くす! 本書は、書評歴32年、約3000冊の書評を書いてきた著者が、これまでにどんな本を読み、どう楽しんできたかを綴る自伝的エッセイです。 著者の書評を書くときの基本姿勢は「自己の抑制」。大切なことは「自分が得をすることや、自分を輝かすことではなく、本を輝かすこと」と言い切ります。そこには本に対する深い敬意と愛情が表れています。それゆえ「自分を輝かすための書評」に対しては大いなる苦言を呈しています。 ほめるためか? 批判するためか? 結局何のために書評があ…
誰かの「やめた」ことに焦点を当てるシリーズ企画「わたしがやめたこと」。今回は、ライター・編集者の山本ぽてとさんにご寄稿いただきました。 山本さんがやめたのは「22時以降にスマホを見る」こと。お酒に頼らない「休み方」を模索する中で、“できる範囲”でスマホとの距離感を見直すことにした経緯とその効果を振り返ります。 ***22時以降、なるべくスマホを見ないようにしている。なるべく、とつけたのは、スマホの「人間を依存させようとする力」は強く、100%実行しているとは言い難いからだ。それでも、22時以降にスマホを見ない生活はなかなか素晴らしい。 お酒をやめたら「仕事終了」のタイミングが分からなくなった …
年始に読んだブレイディみかこさんのぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーの続編を読みました。 ブレイディみかこさんはイギリスブライトン在住で配偶者と書かれるアイルランド人の夫と地元の元不良中学校に通う13歳の息子と暮らしており、この本ではそんな彼女たちの日常が描かれています。 先日すっかり親世代になっている大学時代の友人たちとご飯を食べていたのですが、子供から毎日いろんなこと学んでばかりいると言っているのを思い出すぐらいに、本書では日々子供や配偶者からの気づきや些細な日常が描かれていてとてもおもしろい本です。 日本とは違い移民が多いイギリスの裕福とは言えないブライトンという街で起こる日常は…