本の紹介文、ブック・レビュー。 通常はいわゆる新刊本について行われることが多く、読者の書籍選びにあたって参考に供する意味を持つ。
ニッポンの書評 (光文社新書)
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新 小児薬用量 改訂第10版 診断と治療社 Amazon おなじみ「新小児薬用量」の改訂版です。 私がよく使うようになったのは改訂第5版だった(表紙の色で覚えてた)ことを考えると、 ずいぶん版を重ねたものだなと思います。 この本のよいところはコンパクトなサイズ、見開きで情報が得られること、 あとは年齢ごとで小児量が見られること。 今回から相互作用の記載が追加になったのが売りのようですが、 あまり情報量としては多くないし、 何よりこの本で相互作用の情報はあまり必要としないので 私にとってはメリットとまでは言い切れません。 使っているとカバーがすぐペラペラとはがれてきちゃうので、 いっそのこと剥が…
齋藤孝さんの 孤独を生きる を紹介します。 孤独本だがアンチ孤独本でもある 2022年発売の本らしさ、新しさはありません 釈迦に説法な内容 自分と釈迦の差、そんなになくね? 締めの一言 孤独本だがアンチ孤独本でもある 一言要約:孤独が辛いと思う人は趣味に打ち込もう 「孤独は問題だ」 「孤独は怖い」 などと世間は勝手に決めつけて、ハラスメントや迫害を行ってきました。 そんな虐げられてきた孤独な人に寄り添う内容です。 と言いたいところですが、著者は孤独に肯定的に見えて、密かに毒針でチクチク刺してくるので巧いです。 2022年発売の本らしさ、新しさはありません この本の著者に新しいこと、未来のことを…
ゆうこすさんの 共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る を紹介します。 インフルエンサーが何をやっているのかが分かる本 一言要約:夢を叶えたい理由や想いを語って、人に共感される主人公になろう 感想:自分という人間を見つめ直すことができた インフルエンサーが何をやっているか分かったからこそ、自分はこういう人になりたいのではないことに気付きました。 インフルエンサーの本を読んだ感想がこれって、皮肉ですね(笑) 本を読むだけでインフルエンサーを追体験できる、それを自分の経験値にできるのだったら高コスパと言えます。 そもそも仕事をしたいわけじゃない、その真逆、仕事したくないんです(笑) だからセミリタイ…
(↑Amazonに飛びます) なぜこの本を読もうと思ったのか 効率的な本の読み方を知りたかったから 読書によって圧倒的な成果を上げている著者の方法論は、信頼できると思ったから 読書を実生活で役立てる方法を知りたかったから 本の内容をアウトプットする方法を知りたかったから 読んだ後どういう状態になりたいか 本を読むこと・本の読み方に迷いがない状態 本の内容をアウトプットする方法が明確な状態 読書を実生活に役立てることができる状態 各章の要約 本書は4章からなる。 第1章 読書にまつわる3つのフェイク 第1章は巷で有効と囁かれている読書術が、実は効果がないことを説明している。ものによっては効果がな…
超短編! 大どんでん返し Special (小学館文庫 ん 2-2)小学館Amazon どこぞの知らないライターが適当にでっち上げたようなものとは違って、 真っ当な作家陣が名を連ねた作品集で、それぞれにアイデアが凝らされており、 及第点以上ばかりが集まった作品集だと思う。 ただ、2000字ってのが少なすぎるのかなぁ。 ショートショートの痛快さに「やれたぁ~」ってなる作品は少なかったような。 タイトルがコンセプトを表しているように、ショートショートというより、 短編の超短い奴ぅ~~、ってな感じなのかなぁ。 「大どんでん返し Special」と銘打たれてるわけなので、 もうちょっとは、どかんとした…
⚪︎ブログ運営者kimkim紹介 読書家:1日1冊以上読書しています! 元々は読書大嫌い 本のジャンルを問わずレビューしてます。 ぜひ、読者登録お願いします! ↓作品はこちらから、無料でお読みいただけます! http://www.amazon.co.jp/dp/B0CW18QCD1 こんな人におすすめ!○体の調子がおかしい人○読みやすい漫画を探している人 今回はモモちゃんスタジオさんの漫画である『ヤンキー統合失調症になる』を読んでいこうと思います! ヤンキーが統合失調症になる? なんだかとってもインパクトが強いタイトルですね! どんな物語が待ち受けているか、楽しみです。 ついでに、統合失調症の…
プロフェッショナル原論 (ちくま新書) 作者:波頭亮 筑摩書房 Amazon 読んだ目的 プロのコンサルタントとして働くマインドを持つことが大事だと考えており、どのようなマインドで過去のコンサルタントが働いているかを知るため マネジメントするようになり案件に対するオーナーシップがより求められる中で、レビューの場やクライアント相対のプロのマインド・スタンスを学ぶため
おはようございます。 読書がライフワークになっている 医療業界のコンサルタント ジーネット株式会社の小野勝広です。 もし自分が読書ができない人だったら どんな人生になったんだろうか?と かなり不安になります。 もちろん読書が嫌いでも しっかり勉強できる人もいらっしゃいますが 私の場合は 勉強の9割以上が読書と言っても 過言ではないのが現実ですので もし読書しない人だったら 相当に苦しい人生を歩んでいたんだろうなと 恐怖を感じます。 読書好きで良かった。 まともな人間でいさせてもらってる気もする。 今回ご紹介する書籍は、 【 知覚の哲学 ラジオ講演1948年 】 です。 本書をピックアップした理…
毎週日曜日は、この一週間(4/15~4/21)に週刊誌や新聞などの書評に取り上げられた旬の本を紹介しています。書評内容については各誌・HPなどをご覧ください。 今週の書評本 *表示凡例◆掲載された媒体: 発行号数 掲載冊数書籍タイトル 著者.編者 出版社 税込価格 書評掲載回数(②回以上を表示) ◆サンデー毎日「遠回りの読書」: 4/28 号 2 冊はじめての橋本治論 千木良悠子 河出書房新社 3,8501日1つ、読んでおけばちょっと安心! ビジネスマン超入門365 林雄司、ヨシタケシンスケ 太田出版 1,650 ◆女性自身「今週のあなたを開く本」: 4/30 号 4 冊夜露がたり 砂原浩太朗…
⚪︎ブログ運営者kimkim紹介 読書家:1日1冊以上読書しています! 元々は読書大嫌い 本のジャンルを問わずレビューしてます。 ぜひ、読者登録お願いします! もっと自分を好きになる 花まるインスタライフ ~写真の撮り方からインスタの使い方まで~ 作者:後藤有紀(はなまっぷ代表) ホビージャパン(HobbyJAPAN) Amazon こんな人におすすめ!○Instagram初心者の人○カメラの撮影術を取得した人 今回は後藤有紀さんの『もっと自分を好きになる 花まるインスタライフ』を読んでいこうと思います! 私もInstagramを利用していますが、使いこなせているかと言われれば微妙です・・・ …
年始に読んだブレイディみかこさんのぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーの続編を読みました。 ブレイディみかこさんはイギリスブライトン在住で配偶者と書かれるアイルランド人の夫と地元の元不良中学校に通う13歳の息子と暮らしており、この本ではそんな彼女たちの日常が描かれています。 先日すっかり親世代になっている大学時代の友人たちとご飯を食べていたのですが、子供から毎日いろんなこと学んでばかりいると言っているのを思い出すぐらいに、本書では日々子供や配偶者からの気づきや些細な日常が描かれていてとてもおもしろい本です。 日本とは違い移民が多いイギリスの裕福とは言えないブライトンという街で起こる日常は…
大家さんと僕 作者:矢部太郎 新潮社 Amazon 「大家さんと僕」 矢部太郎(著) 新潮社 内容 とても優しい気持ちになれました☆ まとめ こんな人にオススメ こんにちは、ちわぷ〜です! 最近エッセイを色々読んでおりますが、その中でもあまり手を出さないのがコミックエッセイ。 だけど、何だか気になる作品を見つけてしまいましたので読んでみました! お笑い芸人カラテカの矢部太郎さんが、高齢の大家さんと一つ屋根の下?で暮らしたほのぼの心温まる日々を綴った心温まる作品でした☆ 「大家さんと僕」 矢部太郎(著) 新潮社 内容 矢部さんが元二世帯住宅で、一軒家の中で大家さんと共に暮らした記録。 優しいタッ…
ブルース・リー 功夫スターのトップオブトップにして至宝。 だがしかし、 僕は、 ジャッキー・チェンに夢中だった。 最近は、違和感ある発言も目立つが、 アクション・スターとして大好きだ。 空手を始めたのも、 大山倍達氏etcでは無く、功夫の影響。 大体の作品は観たが、 アメリカ映画に進出してからは、 『タキシード』 この作品がお気に入りで、 役名、ジミー・トン 頭に、焼きついている。 タクシードライバーが特殊なタキシードを身につけて、ジェニラブさんとタッグを組む。 ジェニラブさんといえば、 『ラストサマー』あたりが有名だが、 『天使にラブソングを2』にも地味に出ていてワクワクしたものだ。 キュー…
複業の教科書 「副業」というキーワードはここ数年でかなり聞く機会が増えてきたと思います。 2018年に発信された政府の「モデル就業規則」の中で、副業の「禁止」から「解禁」に舵を切ったことにより、様々な企業が、意識をしはじめています。 定年の年齢が上がる傾向や、人生100年と言われる時代において、ずっと継続してきた本業以外の視点も今後は、個人にとっても大切と言えます。 この本では、「副業」と「複業」の違い、と「複業」へのアプローチ方法について教えてくれます。 自分自身の人生を豊かにするきっかけに是非読んでみてほしいです。 ■「副業」と「複業」の違いとはなんだろう ■「複業」のメリットってなんだろ…
アメリカの幻想小説家ジェフリー・フォードの、日本オリジナル短編集 このフォードという作家のことを全然知らなかったのだが、2000年代に長編三部作が国書刊行会から訳出されている。 本作は、同じく日本オリジナル短編集『言葉人形』に続く日本では2作目の短編集となる。自分は『言葉人形』刊行時に書評を読んで少し気になっていたのだが、結局そちらを読む前に本作を手に取った。 編訳者によると、幻想小説を中心にした『言葉人形』に対して、『最後の三角形』は、SF、ミステリ寄り、ホラー寄りといった多彩な方向性の作品を集めたということだったので、そういう方が面白いかな、と思って。 実際、色々なテイストの作品が収録され…
佐藤愛子著「死ぬための生き方」を読んだ。和田誠の装丁が決め手で手にとったこの本には、なかなか聞けない大人の本音が入っていたように思う。 物事に対して自分と世の中のものさしで測り、考えを深めて、切る。この人の切り口は毒が強めで、でもこの毒を待っている人がたくさんいるから、語り続けているのだろう。 わたしたちに決まっているのは、最終的に死ぬことくらいだ。その覚悟をもって、自分ごとで考えて生きること。気が引き締まった。 死ぬための生き方 (集英社文庫) 作者:佐藤 愛子 集英社 Amazon ざっくりと、こんな本 死なないために生きていないか? 言いにくいことを言ってくれる人 何に生きたいか?は死を…
今日は,文部科学省が定める「子ども読書の日」だそうです。 読売新聞「編集手帳」に「不思議の国のアリス」の著者であるルイス・キャロルの言葉が紹介されていました。 〈引用始まり〉 私たちは肉体を維持するのに3食を正しくとるが,心のために栄養をとっているだろうか。食事をするように読書をすべきです 〈引用終わり〉 私はこうやって読書を楽しんでいます。 ①途中でおもしろくなくなったら,無理せずに読むことを止める。 ②数冊を同時進行で読む。 ③他人の書評をあまり信用しない。 ④途中で読むことを止めた本を数年後に読んでみる。 ⑤リンク読書を楽しむ(本の中で紹介されていた本や参考図書で興味を持った本を読む) …
調べ物がてらの読書という名目で、研究ごっこはしていきたい。すると、僕の性分からしてその関心の方向性は四方八方に散らかる。一旦、愚かさ、狂気、誤謬(Folly, Insanity and Error)に関心を集中させておきたい(一応その方が順当な路線となる)。 フーコーの『狂気の歴史』から『言葉と物』までを範囲におさめた議論を深めるのが元の動機だ。しかし、それでは陳腐な書評を書くために書物を読むハメになるだろう。モンテーニュやラブレーなどに代表されるようなルネサンス期の人文主義に鉱脈を求めたいと思うようになった。 最近気づいたことだが、益々渡辺一夫、大江健三郎に感銘を受けていた友人の関心と似通っ…
初の ETF(上場投資信託)。伝説のファンドマネジャー清原達郎さんの著書『わが投資術 市場は誰に微笑むか』を読んだのがTOPIXのETFを買う動機になった(書評は改めて書きたい)。初めは、つみたてNISAの対象にもなっているダイワの1305を買うつもりだった。しかし、SBI証券では買えないと知り、だったら資産規模が倍のノムラ1306の方が流動性が高くて良かろうと判断した(10兆円と20兆円)。 「これ以外にも、とんでもないことが起きて株価が暴落するリスクはたくさんあると思います。前に書いた通り、人々は将来のリスクについて知りません。しかし、だからといってせっかく新 NISAのような夢のような制…
書店員ではないけれど、芥川賞や本屋大賞の時期になると掲載雑誌が気になります。 あと、未発表作品の掲載があれば思わずページを捲りたくなる活字の重箱。それが、文芸雑誌。 はじめて手にした文芸雑誌は、古井由吉氏が連載していた『新潮』だった気がします。 死期を悟っていたんだろうな……と、ひんやり冷たい掌が触れてくるような、幽鬼的な雰囲気な文章に心掴まれた記憶があります。 https://spin.kawade.co.jp/ ↑は、創刊号から講読している河出書房出版の『Spin』という雑誌です。缶コーヒー3本程度の値段で、中村文則氏や歌手や声優などの作品が掲載されてあります。 これだけで、もうお買い得感…
【先着30名】特別講座「キェルケゴールの生の哲学」(講師:鈴木祐丞先生)のご案内キェルケゴール ――生の苦悩に向き合う哲学 (ちくま新書 1772)作者:鈴木 祐丞筑摩書房Amazon 突然ですが、来月の5月11日の表現者塾(浜崎講義回)の前(14:00~16:30)に、先般『キェルケゴール ――生の苦悩に向き合う哲学』 (ちくま新書)を刊行された 鈴木祐丞氏をお呼びして、特別講義を行うことになりました! 参加者は、表現者塾の塾生に限って、しかも「先着30名」という狭い枠になってしまいますが(啓文社的には、何の利益も出ないと聞いております)、その分、濃密な講義と議論がき聞けるのではないかと期待…
前回興味深く読んだケーキの切れない非行少年たちの続編になります。 頑張ることができない少年(少女)たちにこそ本当は支援が必要であるのに、支援を受けるのは頑張っている子供たちになってしまっている中々難しい問題があります。 頑張れない人たちがどう考えているのか、なぜ頑張れないのか、という視点を紹介してくれる宮口先生の本は大人の世代、特に子育てをする世代には認識として多く広まってほしいものです。 ohtanao.hatenablog.com どうしても頑張れない人たち~ケーキの切れない非行少年たち2 (新潮新書) 作者:宮口 幸治 新潮社 Amazon 📒 Summary + Notes | まとめ…
ひきなみ 作者:千早 茜 KADOKAWA Amazon 「ひきなみ」 千早茜(著) KADOKAWA あらすじ いつもより情念薄めで、男性でも読みやすいと思う! まとめ こんな人にオススメ こんにちは、ちわぷ〜です! 久しぶりに千早茜先生の作品を読ませて頂きましたので、ご紹介させていただきます! 今回は千早先生ビギナーの方にも読みやすい感じの作品でした☆ 「ひきなみ」 千早茜(著) KADOKAWA あらすじ 小学生の葉は、親の都合で瀬戸内の母の実家に預けられる。 葉はそこで、真以と出会う。 真以の一家はなぜだか蔑まれており、やがて真以は脱獄犯の男と共に島を抜け出して… いつもより情念薄めで…
東野圭吾さんの代表作品と言える「白夜行」はミステリー小説が好きな方であれば、一度は読んでおくべき作品ではないでしょうか! 大人によって人生を狂わされた二人の子供・・・ 本当にこんな人生を送らなければならなかったのか・・・ そしてそんな2人をずっと近くで見ていた人物とは! ■白夜行あらすじ 1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋の男が殺されます。 容疑者は次々に浮かぶものの、結局、事件は迷宮入りとなってしまいます。 その被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂という2人の登場人物。 純粋な少年と、少女は、その後、全く別々の道を歩んで行くことになります。 しかし、その2人は絶えず目に見え…
とうとう4月になってしまう。収入も少なくなる反面出費も多くなるこの季節に、あいも変わらず古本を買っている。もちろん、その分生活はキツくなる。チビチビと古本を処分しているが、なかなか追いつくものではない。古書展もここのところ行く回数が減っているのだが、そうしたことが却って古書展以外での購入を促進してしまっているようなところがある。ここのところ購入した古書、まずはネットから。 川端康成「古都」(新潮社)昭和37年6月25日初版函帯付1601円 山田俊治「〈書くこと〉の一九世紀明治」(岩波書店)9000円 「古都」は前に買った重版は売却。こちらは初版。別に川端に興味が特段あるというのではなく、装幀に…