チタン酸カルシウム (CaTiO3) 19世紀にロシアのウラル山脈で発見された鉱物は、ロシアの鉱物学者 Lev Perovskiの名前からペロブスカイトと呼ばれるようになり、今日ではその結晶構造を指してペロブスカイト構造と呼びます.鉱物ペロブスカイトはとを含む酸化物です.すなわち、最初に報告されたペロブスカイトがチタン酸カルシウム()です. ペロブスカイト構造といえば様々な組成を持つ化合物が属し、機能の宝庫と呼ばれるほど多様な物性、例えば超伝導、強誘電性、巨大磁気抵抗、触媒作用、イオン伝導を示すことで有名です.であるならば、元祖ペロブスカイトであるも負けないほど多彩な物性の宝庫になっているはず…