「母を待つ少女の奇岩の周りにもサバクオオカミの奇岩がいて親分を守っているんだろうが、おそらくは、母を待つ少女の奇岩さえ壊してしまえば、この訳のわからねぇ現象は治まるはずだ・・・・・・」 これまでの戦いの中で、奇岩の側から伝わってきた気配は、母を待つ少女の奇岩が発する激しい憎しみや怒りだけでした。このことから、この不可思議な現象の源は母を待つ少女の奇岩であって、サバクオオカミの奇岩はそれが生み出した波のようなものにすぎないと、冒頓は踏んだのでした。 ドドウッドドウ、ドッドドドウッ。 ドドッドドウ、ドドドウダッドゥッ。 騎馬隊は、蹄の音を激しく響かせ、砂煙を巻き上げながら進みます。 できることなら…