2000年冬のコミックマーケット59で、同人サークルTYPE-MOONから18禁同人ゲームとして発表された長編伝奇ビジュアルノベル。
イベントグラフィック150枚、グラフィック総数500枚以上、シナリオ枚数5000枚と、同人ゲームとしては破格のボリュームを持つビジュアルノベル。
派生作品として、後日談的な「月姫 PLUS DISC」、お祭りファンディスク「歌月十夜」、渡辺製作所との共同制作による格闘ゲーム「MELTY BLOOD(メルティブラッド)」などが制作された。
2003年には、TVアニメ「真月譚 月姫」が放送された(同人作品が商業アニメ化された初めてのケースである)。また、2003年から2010年にかけて、それまで月姫のアンソロジー作品などを数多く手掛けていた佐々木少年によるコミカライズ版が連載された。
月姫のシナリオライターである那須きのこの小説「空の境界」とは世界観が共通している。
2003年のコミックレヴォリューション33で頒布され、後に店舗委託された「月箱」に収録されたものを最後に新規パッケージが発行されていない(TYPE-MOONは月箱を最後に商業ゲームメーカーへと移行した)。
2008年4月、TYPE-MOONから月姫リメイク版の開発が発表された。2012年7月に行われたイベント「TYPE-MOON Fes.」にてPVが公開。
子供の頃の怪我の後遺症で“モノの壊れやすい線/死の線”が見えてしまう能力『直死の魔眼』を持つ主人公・遠野志貴は、「真祖」と呼ばれる純白の吸血鬼・アルクェイドと出会い、吸血鬼をめぐる凄惨な戦いに巻き込まれていく・・・。