Hatena Blog Tags

有元利夫

(アート)
ありもととしお

画家(1946〜1985)

岡山県生まれ。生後三ヶ月半程で東京谷中に転居。
1969年東京藝術大学美術学部デザイン科入学。在学2年の時のイタリア旅行の際フレスコ画に触れ、同じ頃出会った日本の古美術や「平家納経」等、日本の仏画に共通点との見い出した。岩絵具を用いた風化したような画風を特徴とし、<浮遊した人物>・<舞う花びら>・<雲>等が画中によく登場する。有元と親交のあった米倉守氏は「青く窈い空のような芸術」とも。

1972年、2年先に芸大を卒業していた渡辺容子と結婚。
1973年、芸大デザイン科卒業。卒業制作の「私にとってのピエロ・デラ・フランチェスカ」10点が大学買い上げとなる。卒後、電通に勤務。
1976年4月、正式に電通を退社して画業に専念する。
1978年、「花降る日」が安井賞特別賞受賞。
1981年、「室内楽」にて第24回安井賞受賞。
1983年、長男誕生。
1984年、日本青年画家展優秀賞受賞。この年の11月、体調不良を訴え入院。
1985年2月24日逝去。享年38歳だった。

■バロック音楽を好み、自らもリコーダー(ブロックフレーテ)を奏した。ブロンズ像・木彫・陶器の作品も残している。

■毎年2〜3月頃には彌生画廊<小川美術館>(東京都千代田区三番町6-2 )で彼の作品展が開かれている。


■出版物

・有元利夫 女神たち 美術出版社 1981
・有元利夫作品集 (リトグラフ2枚) 美術出版社 1981
・The WORKS OF TOSIO ARIMOTO 彌生画廊 1985
・もうひとつの空 −日記と素描− 新潮社 1986
・有元利夫デッサン集 (銅版画1枚) 新潮社 1986
・有元利夫追悼集 彌生画廊 1986
・評伝有元利夫−早すぎた夕映 講談社 1987
・有飛行 有元利夫と仲間たち 風濤社 1987
・有元利夫全作品 1973-1984 新潮社 1991
・日経ポケット・ギャラリー 有元利夫 日本経済新聞社 1991
・花降る日 新潮社 2002
・雲の誕生 有元利夫作品集 新潮社 2003

 


 
   

有元利夫全作品 1973~1984 花降る日 七つの音―有元利夫の世界を奏でる 有元利夫と女神たち 雲の誕生―有元利夫作品集

このタグの解説についてこの解説文は、すでに終了したサービス「はてなキーワード」内で有志のユーザーが作成・編集した内容に基づいています。その正確性や網羅性をはてなが保証するものではありません。問題のある記述を発見した場合には、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

関連ブログ